財産分与

財産分与と財産隠し

1 財産資料の重要性 離婚の財産分与では、分けるべき財産に関する証拠を集めることが非常に重要です。しかしながら、相手(夫)名義の財産については、集めることが出来ないことが少なからずあります。特に、相手が全ての財産を管理していて、自分のことしか考えられないモ…

将来の退職金は財産分与の対象となるの?

離婚の際には婚姻中に夫婦の収入で築いた財産を夫婦で分けて清算して財産分与をする必要があります。 その際に、まだ会社に勤務中で退職していない場合、将来会社から支給されるであろう退職金の財産分与について忘れがちです。 退職金の財産分与について理解して、退職金も…

離婚するときいつの時点の財産を分けるの?

夫婦が離婚する場合、結婚してからそれまでに夫婦で作った財産を分けることになり、これを財産分与といいます。 この財産分与はいつの時点の財産を分けるのでしょうか? 婚姻期間中、一方が留学したり、単身赴任したり、子の学校のために夫婦の一方と子が学校に近くに居住し…

不貞の疑いのある夫からの離婚請求に対し、夫名義不動産への一定期間の居住、相場以上の慰謝料、財産分与等を内容とした調停離婚を成立させたケース。

50代女性 成人の子あり 相談内容 夫の不貞についてはっきりした証拠はないが、なるべく有利な形で離婚したい。 弁護士の対応 離婚調停を申し立てました。夫の不貞の証拠は不十分でしたが、夫が早期の離婚を希望していたこともあり、妻の希望する条件にほぼ近い内容で調…

夫婦の財産である生命保険に仮差押さえをした上で、調停離婚し、財産分与相当額を回収して解決したケース。

50代女性 子無し 相談内容 夫に精神疾患があり、話し合いが困難な状態だが、適切に財産分与して早期に離婚したい。 弁護士の対応 夫には精神疾患があるものの保険解約など財産処分は出来る状態でした。そのため、唯一の婚姻財産であった積み立て型の生命保険の仮差押え…

夫から提起された離婚訴訟で、夫が当初拒否していた大学生の子の学費支払いも取り決めて、和解で離婚が成立したケース。

40代女性 大学生の子あり 相談内容 当事者だけで行っていた離婚調停後、夫が離婚訴訟を提起してきた。妻自身も離婚はしたいと思っているが、私立大学に在籍する子の教育費を夫も負担するように解決したい。 弁護士の対応 夫は当初、自身が大学に進学しなかったことや、…

夫からの離婚請求に対し、10年以上先の退職金も財産分与の対象にし、夫名義の不動産への一定期間の居住権、相応の解決金を離婚の条件として調停離婚が成立したケース。

40代 日本人女性 子無し 相談内容 夫が突然家を出て、妻に離婚請求をしてきた。妻として、このような勝手な行動をする夫とは結婚を続けていくことは難しいし、夫にはモラハラ的な行動もあったため、むしろ、離婚はしたいとは考えている。ただ、経済的な点から離婚後の生…

By typeタイプ別で見る離婚

  • 専業主婦・パートの離婚
  • 共働き夫婦の離婚
  • 熟年離婚
  • スピード離婚
  • 長期別居後の離婚
  • 夫が公務員
  • 夫が資産家 (経営者・医師・不労所得など)
  • 国際離婚

この記事を書いた人

弁護士髙木由美子

2000年10月 弁護士登録(第一東京弁護士会所属:53期)。
弁護士登録以降、離婚・国際離婚などの家事事件を中心に扱い、年間100件以上の相談を受けてきました。ご依頼者がベストな解決にたどり着けるためのサポートをすることは当然として、その過程でもご依頼者が安心して進めることが出来るように心がけています。
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