弁護士インタビュー

Q:先生は離婚や子の問題に深く関わって20年以上とのことですが、弁護士として離婚問題のどのような点にやりがいを感じますか。

A:相談時に憔悴していたご依頼者が、一緒に手続きを進めていく過程で元気を取り戻し、解決時には晴れやかな気持ちで新たな人生を歩みだす姿を拝見できたとき、この仕事していて良かったなと心から思います。

手続きの過程で、ご依頼者が相手からの主張に傷ついたり、嫌な思いをされることも少なからずあるのですが、そのたびにさまざまな形でサポートし、乗り越えていただけたときも、弁護士として喜びを感じます。

Q:離婚問題の豊富な経験というのは依頼者様へのアドバイスやコミュニケーションに違いが出るとお考えでしょうか。

A:違いが出ると思います。離婚問題をあまり扱っていないと、ケースごとの見通しを立てることが非常に難しいと思います。適切な見通しを立てることが出来ないと、和解すべきなのに、和解しないで、不利な判決を得てしまうとか、判決にした方が良いのに、不利な内容で和解してしまうということもあります。

また、手続きの過程でどの時点でどのような主張をするべきか、すべきではないかなど判断も難しく、よく分からないまま初期に主張した内容が後に致命傷になってしまう危険もあります。

この点、長年離婚問題を多く扱っていると、まるっきり同じケースは無いのですが、似たケースは数多く、ケースごとの見通しが立てやすいですし、適切な時期に適切な主張をすることができ、ご依頼者にとってベストな解決が可能になります。

また、離婚問題を豊富に扱っていると、ご依頼者がどのような点に悩むのか、不安を感じるのかなども熟知しているため、ご依頼者に安心する形でコミュニケーションをとることが出来るのではないかなと思っています。

Q:国際離婚にも積極的に取り組んでいらっしゃるとのことですが、離婚を多く扱っている事務所でも国際離婚に対応していない事務所も多いようです。大変なことなどはございますか。

A:国際離婚特有の問題もありますが、国際離婚だから大変だということはあまりないです(笑)。

ただ、外国の方の場合、「自分の国ではこうなのに、日本だと何でこうなんだ!」と、なかなか納得することが難しい場合があるので、制度の違いなど、ご理解いただけるように、工夫して分かりやすく説明するようにしています。

また、当事者が外国の方の場合は、その方の国でも有効な形で離婚や離婚条件を決める必要がありますので、その点も漏れのないように慎重に進めるようにしています。

Q:オンライン相談に対応しているとのことですが、日本国内の地方在住の方や在留邦人の方が遠方の法律事務所に相談するというのはその後のやり取りの面で支障などはございませんでしょうか。

A:その後のやり取りの面での支障は特にありません。オンラインでのご相談後、ご依頼頂ける場合、契約書等の必要書類のやり取りは、メールや郵便で行うことができます。また、ご依頼後、適宜打ち合わせをしますが、打ち合わせもオンラインで行うことができ、基本的に事務所に来ていただく必要なく、進めることが出来ます。

なお、当事務所から遠方の裁判所で手続きをして、弁護士が裁判所に出頭する場合は、弁護士の出張費などをご依頼者にご負担頂くことにはなってしまいます。

しかし、最近は、当事者や弁護士が遠方の場合は、裁判所も電話会議などを実施して、当事者や弁護士が裁判所へ出頭しなければいけない回数を最小限にして頂くことができるようなりました。そのため、ご依頼者にとっても、ご負担が少ない形で進めることができると思います。

Q:最後にこのサイトを見て御事務所に相談しようとお考えの方に一言お願いします。

A:サイトをご覧くださいまして、ありがとうございます。このサイトをご覧になっているということは、今の結婚生活が辛い状況になっているのではないかと想像します。漠然とした不安を感じている場合でも、一度、ご相談にいらっしゃいませんか。相談しただけでも、安心材料を得て、気持ちが明るくなるかもしれません。お待ちしております。

インタビュー(みんなの顧問

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